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生駒市にある真言律宗の寺院で、アジサイの名所としても知られています。屋根の反りが美しい本堂は、鎌倉時代の密教仏堂の代表作として国宝に指定されています。縁起・伝承によれば、神亀5年（728）、鳥見郷の豪族、小野真弓長弓（おののまゆみたけゆみ）が聖武天皇に随行して狩りに出た際に、長弓の息子である長麻呂が放った矢が誤って当たり死んでしまった。これを悼んだ聖武天皇が行基に開かせたと伝わります。
また、良く知られている話として、以前このお寺にあった鎌倉時代建立とされる三重塔の初層部分が、東京都港区の高輪プリンスホテルの庭園に移築されて「観音堂」と呼ばれています。門と鐘楼も移築されているそうです。
なお、道路から参道に入ると先ず鳥居が見えてきますが、これは境内にある「伊弉諾（いざなぎ）神社」のものです。